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IGUSA High School Alumni Association
2024-10-31

2024年度OB/OG会-生物部「井草高校訪問報告」

9月8日、井草祭にて生物部の展示を見学させていただきました。 今回の訪問者は、1970年、1971年、1972年の卒業の8名の生物部OB・OGでした。

まず、校舎2階の奥にある生物室に向かい、入り口で部員が作成した生物部誌をいただきました。部員それぞれのテーマと成果が屋外活動報告、夏期合宿報告、研究活動と一冊にまとめられていました。研究テーマは広い範囲にわたり、テーマに打ち込んでいる様子が伝わってくる内容でした。

また、今回持参した『生物の科学 遺伝 2024年9月号』に掲載されている生物部顧問の久永英二先生の記事「屋外活動を軸にした癒し系生物部の1年」では、生物部の1学期、夏休み、2学期、3学期を通じた1年間の活動を振り返ることができ、展示の理解を深めることができました。

訪問の途中で、久永先生から「こちらは50年前に卒業された生物部のOBの方々です」とご紹介いただき、現役の部員に展示を解説してもらいました。

展示の中では、ムササビのぬいぐるみの飛行、様々なキノコの研究、プラナリアの再生のシミュレーション、どくだみを焙じたお茶、猫じゃらしを焙じたお茶、すっぽんの生態、などが印象に残りました。

なかでも「蚊が吸ったヒトの血液のDNAは残るのか?」という研究は、映画『ジュラシックパーク』のDNA採取シーンを検証するものとして興味を惹かれました。 結果として、吸血した蚊からヒトのDNAを検出することはできませんでした。考えられる理由として、蚊が血液に含まれるDNAを短時間で消化してしまう可能性や、蚊の吸った血液に含まれるヒトのDNAが検出限界以下だった、の2つの可能性がある、とのことでした。

生物部を訪問した後、上石神井駅方面に向かい、卒業当時より住宅が増えている道を進み、近くのモロッコ料理「RAYAN RESTAURANT」で昼食をとりました。メニューからファッタ、パスティラといった料理をいただきました。料理をしていただいた方はモロッコ大使館で料理人を務めていたそうです。お店では10分ほどすると水が出てきました。そこから20分ほどするとサラダが提供されました。そのあと20分ほどすると料理が登場しました。ゆっくりとした北アフリカ、モロッコの時の流れを感じることができる経験でした。

今回の訪問では、久永先生のご指導と、部員たちの個性豊かな研究成果に一同深く感心しました。生物部のこれからの活動に期待しています。

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